今回はクラリネット講師/佐藤友美先生のインタビューその2です。
(その1)
スタッフ
佐藤先生はその後、都立芸術高校に入学され、大学は武蔵野音大に進まれたのですね。
お話を聞いていて、子どもの頃から佐藤先生が音楽をお好きだったことがわかりました。
当時、よく聴いていた音楽はどんなジャンルでしたか?
佐藤
小学校の頃はふつうにベストテンを見ていました。周りの友だちと同じような曲を聞いていたのです。
先ほどお話したようにクラリネットを専門的に習う前の小学校時代には、クラシック音楽の知識を持ってなかったのです。
吹奏楽を始めるまでクラリネットの名前も知らないくらいでした(笑)。
ところが勉強していくうちにクラシックが好きになっていったのです。
特にシューマンやブラームスにはクラリネットの作品もあり、それをきっかけに彼らの他の作品、オーケストラや室内楽、ピアノ曲にも興味が出てきました。
内面的ですべてを表に表さないところが彼らの音楽の特徴で、そんなところに強く惹かれます。
私の性格にも近いところがあり(笑)、感情移入がしやすい作曲家と言えるかもしれません。
またご存知のようにクラリネットはジャズでも重要な楽器です。
ジャズには憧れがあり、またジャズのクラリネット奏者の世界には凄味を感じます。
ちゃんと勉強しなければあの凄味は出せません。
機会があれば挑戦してみたい気持ちもあるにはあります。
(その3へ続く)