今回はピアノ・ソルフェージュ講師 田中綾乃先生のインタビューその4です。
スタッフ
幼い頃から音楽に真摯に向かい合ってこられた印象の綾乃先生ですが、学生時代の経験は特別なものだったのですね。
さてマット音楽教室での思い出やエピソードもありましたら、お話くださいますか?
綾乃
今年の記録的な最初の大雪の日のことです。
教室では閉めるべきか開くべきかで大騒ぎでした。
苦渋の選択の上、通常営業することにしたのですが、ほとんどの生徒さんが休むだろうと想像していたところ、ふたを開けてみるとなんと全員が来てくれたのです。
これには嬉しい意味で驚きました!
生徒さんにとって音楽が、かけがえのないものになっているのかもしれないと。
講師冥利にも尽きますしね♪
先生方の多くが演奏家として活躍しているのはもちろん、レッスンの進め方に関しても優れている方が多いです。
時々モニターなどで見学させていただく機会もありますが、勉強になります。
特に幼児、2、3歳の指導には特別な技術が必要で、まだ落ち着かない年齢の子どもたちをいかに飽きさせず、楽しく参加できる形で音楽を体感してもらうかがポイントです。
卓越したノウハウを持った先生もいらっしゃいます。
講師みんなで勉強し合うこともあり、情報交換が気軽にできるのもこの教室の魅力です。
スタッフ
綾乃先生はソルフェージュの専門家でもいらっしゃいます。
この教室でも受験生にソルフェージュを教える機会が多く、難関である芸大の作曲科に生徒さんを合格させましたね。
綾乃
もちろん試験に必要なソルフェージュでもあるのですが、その世界は実に奥深いのです。
音楽の骨格を築き上げるかのようです。
普段のレッスンでも折にふれて伝えていきたいと思っています。
(その5へつづく)