今回はピアノ・ソルフェージュ講師/河津藍衣先生インタビューその3です。

(その1 その2)

 

スタッフ

子どもの生徒さんから慕われている河津先生らしいお話ですね。

さて音楽を通じての思い出もたくさんあるかと思うのですが、強く印象に残っているものをお伝えいただけますか?

 

河津

一番印象に残ってるのは、大学生の時に初めてオーケストラの中でピアノ演奏をした時のことです。
作品は武満徹さんの「精霊の庭」で、ピアノがオーケストラの一部として楽器編成に入っている珍しい曲のため、ピアノ科の私が参加させて頂くことになったのでした。
オーケストラに乗るのはそれが初めてだったこともあり、最初は苦労しましたが、指揮をしてくださった高関健先生の指揮棒からは、魔法のように音楽が溢れ出ていて、音楽が図形で見えるという不思議な体験を初めてしました。
当時は、歌の伴奏や室内楽などはあまり得意でなかったのですが、この経験は私のアンサンブル奏者としての力量を上げてくれた気がします。
 
またその後、「のだめカンタービレ」が流行しましたが、そのおかげでプロによるオーケストラと、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」を弾かせて頂く機会がありました。
「ラプソディ・イン・ブルー」においてピアノはソリストという立ち位置ですが、仕事として、プロのオケとソリストとして共演できる機会というのはピアニストでもなかなか経験出来るものではなく、本当に、運の良さとのだめに心から感謝しました(笑)

 

 

(その4へつづく)