レッスンだけではうかがい知ることのできない先生方の魅力を、皆さまに知っていただきたいとの思いから始まったインタビュー。
いよいよ第9回目はピアノ・ソルフェージュ講師の田中綾乃先生です。
どうぞお楽しみください!

 

 

ピアノ・ソルフェージュ講師/田中綾乃

綾乃先生は、第一教室の水曜日と土曜日がご担当。
豊かな音楽表現と優しい雰囲気で小さなお子さまからシルバー世代にまで人気です。
綾乃先生の音楽への愛情を強く感じていただけるインタビューとなりました。

 

 

スタッフ

最初の質問はどのような経緯で楽器に、綾乃先生の場合はピアノですが、出会ったかを教えていただけますか?

 

綾乃

私は東京の日野市で生まれました。
二つ上の兄がいて、近所にある音楽教室のグループレッスンに通っていました。
一緒に連れて行かれ見学していた私は当時4歳くらいでしたが、見学していた私の方がノリノリで、歌ったりリズムを取っていました。
きっと生まれながらにして音楽が好きだったのです。
また、その頃にはピアノを習いたいと言い出すようになっていました。
結局、近所の方の紹介で通っていた幼稚園とは違う他の幼稚園の先生にピアノ習うようになりました。

専門のピアノの先生ではなかったため、高度なことを教えてもらえませんでしたが、自分で楽譜を読んでどんどん進めていく時間がとても楽しかったのです。

 

小2の時に広島に引っ越し初めて音大出身の先生につきましたが、専門性を意識したレッスンではまだありませんでした。
私自身は物心ついた時から「ピアノを弾いていきたい」「音楽の仕事をしたい」と言っていたのですが、両親は本気とは思わなかったそうです。
小5になると今度は千葉へ引っ越し、そこで習った先生は熱心に正統的なピアノ音楽に触れさせてくれました。
その先生が芸大の先生をご紹介くださり、門を叩くことになりました。
ところが初めての発表会で周りの人の演奏を聴いて、私は愕然としたのを覚えています。
とてもレベルが高かったのです。

 

ピアノへの気持ちは強く、音大に行きたかったものの、「ピアノ科は無理」と自分も親も思うようになり、考えた末、中2からは芸大の楽理科を目指すことになりました。
楽理とは、一言で説明すると音楽を学術的に研究する学科です。
幸運なことに芸大にはストレートで入学できましたが、大学生活を送るうち、やはりどうしてもピアノ演奏をきちんと勉強したいという思いが強くなり、大学院ではソルフェージュ科ピアノ専攻に入りました。
あまりにも遅いスタートで、ずいぶん苦労しましたが……。

 

その2へつづく)