【021】子どもが楽器を習う意味

Question

子どもにピアノ(楽器)をさせる意味はなんですか?

Answer

とても難しい質問ですので、マット音楽教室キャプテンの田中良茂がお答えさせていただきます。

 
墨田区内にもバレエやダンス、水泳、野球、サッカー、そろばん、習字など様々なジャンルの習い事がありますが、どんな分野でも大切なのは、継続することです。
 
もちろんお子さまにより向き不向きがありますので適切な判断も必要ですが、大人になって物事をすぐに投げ出すような性格にさせないためにも、習い事によって継続する力を養うことはとても有意義です。
習い事には、“上手になる”という意味以上に、幼い時期に人間としての根源的な力を身に付けていくための役割があるものと思います。
 
ではピアノやヴァイオリンなど楽器を学ぶと、他のジャンルと比較してどんな利点があるのでしょう?
 
他の習い事にもそれぞれメリットがあるのは言うまでもありませんが、音楽の場合、様々な能力を多角的かつ同時に伸ばすことができます。
 
例えば、小さなお子さまが音楽に親しむと、音に対する感覚が自然と育まれ、リズム感が向上し、絶対音感もつきやすくなります。
 
また楽譜の中には様々な音符や記号があり、読んでいくにつれて形や数を認識していけるようになるでしょう。
 
楽器演奏は、これらの能力を瞬時に動員するので、効率的に総合的な知能を発達させるのです。
 
もちろん表現力抒情性も養われ、右脳の発達にもつながります。
 
さらに音に耳を傾けることは集中力を必要とし、またアンサンブルで他者が奏でる音を聴くことがあれば、それは“人の声を聴く”ことと共通します。
他者の立場を尊重しながら自らも音(声)を出していくアンサンブルは、コミュニケーションの核心そのものです。
 
しかし音楽に限らず、各種習い事の広告の中には、「すぐに上達できる」等のうたい文句を目にすることがしばしばあります。
 
マット音楽教室には演奏・指導能力に優れた講師陣が揃っています。しかもコミュニケーション能力に長け独自のメソードも築いていますので、生徒さまには楽しく効率的な指導が可能となっています。
ですが、私たちは魔法を持っているわけではありません。上手になるための最大のコツは、日々の努力でしかないのです。
 
もし練習やレッスンに気乗りしないお子さまがいれば、私たちはこれまでの経験や想像力を駆使し、時にはやさしく時にはきびしく、“やる気スイッチ”がオンになるよう促します。
 
魔法はかけられませんが、最初は嫌々レッスンに通っていたお子さまが、何年か後のある瞬間から自ら進んで予習をし、レッスンが楽しみとなるケースをこれまでも何度も目にしてきました。この状態に入ると、演奏能力も一気に上達します。
 
手前味噌になりますが、これらはマット音楽教室の講師陣の力でもあると自負しています。
 
マット音楽教室でのレッスンがお子さまの成長につながれば、私たちにとってもこの上ない喜びなのです。
また将来にわたり音楽がかけがえのないものになってくれることを、いつも願いながら指導させていただいています。
 
 
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