今回はヴァイオリン松澤先生のインタビュー その3です。

その1 その2

 

 
スタッフ

なるほど。
次は音楽を通しての思い出をお伺いしたいのですが、それに近いお話が出てきましたね。

 

 

松澤

そうですね、イスラエルの講習会は大きな思い出です。

その前の年には有名なザルツブルクの音楽祭に参加しました。

その翌年、当時の私のヴァイオリンの先生、小林健次先生がイスラエルの講習会をすすめてくれました。

 

イスラエルの講習会には、シュロモ・ミンツやイダ・ヘンデルといった高名なヴァイオリニストが講師を務め、

ほかの講師陣も素晴らしかったです。

日本人の参加者はわずか二人でした。

 

受講生はみんな上手でしたが、午前中に練習をして、午後はレッスンを受ける、

その後は遊ぶといった具合にメリハリがしっかりありました。

日本の講習会などでは、期間中、ずっと練習をしていて、

練習とご飯の繰り返しのように感じる講習会もあります。

その上、イスラエルの講習会の参加者は上手なのに弾く姿が一生懸命じゃない。

何かが私に伝わってきました。

技術だけではない、音楽が伝わってきたのだと思います。

一つのことに捉われてはいけないということを学び、視野広く持てるようになった気がします。

また視野の広さが、音楽を広げ、より深いものにしていくのだと思っています。

 

その4につづく)